HUCK FINN SPECIAL LIVE REPORT

　1999年の印象に残ったライヴとして、10月31日ハロウィンの日に行われた[RADIO FRYER #2]をチョイスしてみました。レポートを書いてくれたのは、この企画の主催者でもあるカズキ君です。では、ここから。

　8月につづきDO IT 052企画第2弾。１０月31日のハロウィンで、半田商会からリリースされた東京のPRPTECTと名古屋のパーティバンドSCARのSPLIT EPのレコ発＆ハロウィン＆仮装PARTYだったのですが、SCARが解散するため、とってもめでたいはずのレコ発から、とってもさみしいLAST GIGになってしまいました。

　こんな感じではじまった訳ですが、ハロウィンなので、ライヴのフライヤーにはみなさん仮装してきてくださいと書いたのですが、仮装しているお客さんはあまりいませんでした。が、出演バンドのメンバーは各それぞれ仮装していました。

　話がだいぶそれてしまいましたが、まず1番目がDEMO TAPEの方もかなり好評で今の若手ではNo.1だと思うGENERATION INCREASE。メンバー5人全員スクリームのマスクをかぶって登場。1曲目からフロアのどこにいたかという程のスクリーマー達がMOSHしまくり。でも1曲目が終わる頃には、スクリーマー達は前が見えにくく息もしにくかったらしくマスクをとっていました。でも、メンバーは全曲マスクをとることなく演奏していました。まだ19歳とは思えぬ程の演奏力で、これからの活動がとても楽しみなバンドです。

　2番目は東京からかけつけてくれたETERNAL B。今年2月にALBUMをリリースしてからはじめてのHUCK FINNでの1年ぶりのライヴ。全曲ALBUMからの構成で、多分新曲を楽しみにしていたKIDSも多かったと思います。VoのKEN君がSCARの解散について話していたのがとても印象的でした。

　3番目は、SCAR、PROTECTが一番お世話になったWITS ENDの登場でフロアは一気にモッシュピットになってました。メンバー全員おばけの衣装で血ノリがベタベタでした。フロアもジェイソンやらヨーダやうさぎさんなど仮装軍団が一気に大暴れしていてハロウィンパーティーならではといった感じでした。

　4BAND目は本日の主役、東京のPARTY BAND・PROTECTの登場。いきなりヒロの「俺達もオナニーするから、みんなもオナニーしていっしょにSEXしよーぜ！！」と訳が分からない事をいってました。PROTECTを観ていつも思う事は、このBANDはホントLIVE BANDだなぁと思います。ヒロのステージングやライブの時のテンション、お客さんの盛り上げ方、こういうBANDは今の名古屋のシーンにも日本のBANDにもいないと思う。何回観てもあきさせないBANDの１つです。

　UNDER PRESSURE企画の第一弾、[STRUGGLE SOUL Vol.1]。今回は東京から名古屋が初めてとなるAT ONE STROKE、いつもヤバイステージをみせてくれるNO ONE RULESを迎え、地元も激重バンド、CALUSARI、MENACE OF ASSASIN (ex.EXTRAVAGANZA)のメンツ。DANCE HALLに足を向けること間違いなしということで、これだけのバンドが１日で見られるのはうれしいかぎり。

　そしてラストは本日のもう１つの主役、SCAR。ホントはいろいろあって当日キャンセルしたのですが、急遽ツインギターの5人編成で、クラッカーのみんなの祝福のもと登場。解散LIVEで祝福っていうのも少しおかしいかなっと思うけど、メンバーもみんなもさみしそうな顔は一切なく、とても楽しそうでSCARらしく1曲目からいきなりTAKE THE LEADの[FIGHT IT OUT]でフロアはメチャクチャで演奏もメチャクチャで最高にロックでカッコよかったです。やっぱりギターのネギがいなかったのがちょっとさみしかったけど、そんな事忘れるくらい楽しかったハロウィンの夜でした。出演してくれたBANDのみなさん、どうもありがとうございます。そしてSCARのみんな、おつかれさまでした。

　というわけで、かなりの盛り上がりを見せたハロウィンパーティーでした。企画（イベント）として、ここまで趣向を凝らして、しかも大成功というのはめったにないと思います。ステージには、クリスマスのときに使うような点滅する電球がいっぱい付いたやつを飾ったりと、とにかく細部にまでこだわってホントにパーティーって感じでした。ふだんはシリアスにライヴをするバンドの人達も、ここぞとばかりに仮装してかなり楽しんでるようでした。客席も、うさぎの着ぐるみがダイブしたり、ピカ〇ュウがいたり、いろんな姿の人達でごった返してました。写真で、この日の様子が少しでも伝わればいいのですが…。その場にいないとわかんないっていうのもありますが、とにかくすごく印象に残ったライヴだったので、ピックアップしてみました。